2008年02月04日

ものづくりの精神働き方にも表れる

大手ガス機器メーカーに勤めていた高校時代の友人が昨年、刈谷市に本社を置く

大手自動車部品メーカーに転職した。

国内需要の縮小と、新築住宅での”オール電化”の割合が増えていることなどが理由。そして、最近では、

火力が求められる業務用までも、”オール電化”が、業績を伸ばしている。


転職のきっかけは、偶然だった。

そうしたガス業界の先行きを見越して、転職を考えていた時に、年2回開く同窓会で

友人から「(繁忙感があり人手不足で)人を探している」と会話したのがきっかけ。

それから半年後に会った時はすでに転職をしていた。

そして、係長のその友人の下で働いている。

門外漢の身からすると、ガス機器と自動車部品とは全く異なる職種のように感じるが、

電子機器が専門で全くスムーズに仕事に入れたそうだ。


地元に残った友人でこれまで転職したのは、いなかった。

安定した自動車関連に勤めていることや、労働市場の流動性が低い

東海地区の風土を反映しているのだろう。

一方、東京に本社を置く上場企業に進んだ連中は、外部環境から転職に対する意識の壁が低く、

転職している人が少なくない。


ものづくりが盛んで、地道にコツコツやるという風土は、働き方にも表れてくるのだろう。




Posted by どんぐり at 12:16│Comments(3)
この記事へのコメント
残念ながら、土木系の若者の転職は流動的ですよ。
そして、定職に就かずフリーターになる人が多いですね。
私の会社も例外でなく、ここ10年で20名ほどが入れ替わっています。
製造業とは違う、工作技術の低下は深刻です。
Posted by Water-Hammer at 2008年02月04日 12:20
Water-Hammerさま

さまざまな業界で人手不足の話は聞きます。

コンビニでも深夜や早朝はアルバイトが集まらず、オーナー自ら店頭に立っているとか。

豊田は比較的恵まれているそうですが、「医師不足」も深刻。

その中には事件に関わる法医学医、鑑定医も足りないようで、力士の死についても親が疑問を持って地元の大学病院に診断を依頼していなかったら、うやむやになっていたでしょう。
Posted by どんぐりどんぐり at 2008年02月04日 12:39
なるほど。
興味深いですね。
ずっと市内にいると、まるで意識しないことかもしれません。
Posted by 豊田在住・男子 at 2008年02月04日 16:25
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ものづくりの精神働き方にも表れる
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