2008年08月29日

ネタは足で稼げ

 この仕事をしていると、記事を書くこともさることながら、その本質は人と会い、その出会いを1回こっきりではなく、「人脈」にしていく。そして、知り合いが増える中で、知らないもの同士をつなげてあげることで、異なる「存在価値」が見出すことができるように思う。

 時間をつくっては、アポなしでも、顔を出しては世間話をしたり、雑談をしたりする中で情報交換したり、ネタが拾える。

 パソコンのモニターを朝から晩まで眺めてネットやゲームをしては、やっているふりをしていても、人との出会いの中で得られる「やりがい」や、「達成感」は得られない。エロ本を堂々とみているのとさしてかわらない。

 記事などは、書いているうちにパターン化され。それより人と会うことを「面倒くさい」、「しんどい」、「いっても無駄だ」ととおもう方に「資質」が問われる。


 パソコンのモニターを朝から晩まで眺めているぐらいなら、「用」がなくても足を運んで、人と会う時間に充てた方がいい。
  


Posted by どんぐり at 09:12Comments(4)

2008年08月05日

「志」

愛知県が世界に誇るスーパースター、シアトルマリナーズのイチロー選手が3000本安打記録を達成した。

イチロー選手を見る、と以前新聞で読んだエピソードが、必ず思い起こされる。

ある先輩が試合後、「イチロー、飲みに行くぞ」と誘うと、

イチローは「(怪我を予防する)ストレッチをしなければなりませんので、失礼します」と断ったという。

プロとしては当然の行為だが、

その新聞では先輩の「付き合いが悪い」というコメントを引用し、

そちらの視点からイチローの行き方を皮肉った。

当時、マスコミに本音を見せず、バッシングがあった頃の「特集記事」だった。


自分ができないから、

「一生懸命生きている人を馬鹿にする」

「他人の揚げ足をとる」、

小さな優越感から「あいつは馬鹿だ。俺よりレベルが低いと馬鹿にする」。

こういう環境と、「俺も頑張ってああなりたい」という環境。


その先輩は怪我でしばらくして“戦力外通告”を受けたそうだ。


「人が一生懸命勉強してるとくだらない話をしてきて、のらないとつき合いが悪いと言われる。部活で勝ちたい、いい記録を出したいとスポーツに一生懸命励んでいれば『なに熱くなってるんだ』と冷やかされる」

名古屋局のあるラジオの人気トーク生番組で、卒業間近の高校生が高校時代を振り返っていた。

 特に公立高校が多くあるこの地域では、少子化によって一定レベル以上を狙わなければ、

誰もが公立高校に行ける時代。

目的意識を失いガンバルことができない同級生の中で、

熱意をもったこうした生徒の士気を削ぎ、足を引っ張ることは少なくないだろう。


環境が人を育てる。また他人に、汚れた水に流されず、「志」を持ちつづける大切さをイチローが行動で示す。
  


Posted by どんぐり at 17:16Comments(1)