2008年04月08日

携帯で図書館資料が予約できる

 豊田市中央図書館(豊田参合館内)では3月25日から、携帯電話によるインターネット予約を開始した。県内では名古屋を除くほとんどの市ですでに実施されている。

 平成17年11月に始めたネット予約では開始年は認知度も低く約9400件にとどまったが、18年度以降約4万件、5万5000件(20年1月末現在)と年々増加している。ユビキタス時代で生活に欠かせない携帯電話を取り込み、より市民にストレスを感じさせない環境を整える。

 対象は、中学生以上で利用者カード登録がある人。利用にはネット予約用のパスワードの取得が要り、同図書館窓口で運転免許書、学生証など本人と確認できる証明書を添えて利用申請する。
  


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2008年04月07日

トヨタ出身の吉見投手が初完封

 地元中日は6日、名古屋ドームでヤクルトと対戦し、中村紀の昨年4月21日のヤクルト戦(神宮)以来となる2打席連続のアーチで6-0で快勝。投げては、今季初先発の3年目の右腕・吉見一起投手が緩急をつけた投球でヤクルト打線を4安打で抑え込みプロ初完投、初完封で今季1勝目を手にした。

 140キロ台前半の直球と抜群の制球力が光った「投」のヒーロー吉見は、2006年にトヨタ自動車から希望枠で入団し、1年目に1勝。昨季は勝ち星がなかった。毎年”春の元気印”でキャンプでの評価は高いが、実践になると弱気の虫が出るのか、自ら崩れるケースが多かった。

 地元トヨタ自動車出身と言うことで、都市対抗出場やプロ入り入団記者会見などで何度か取材をしたことがある。

 正月号の取材で星ヶ丘のトヨタ独身寮を訪れた際は、「取材をするのでスーツで」とお願いしていたのだが、言ってみるとスウェットの部屋着姿。表情は寝起きという感じで、再度着替えてもらい、談話室で取材した。飾らない性格で好青年の印象で応援していたのだが、これまで結果は出ていなかった。

 昨年、トヨタからロッテに自由枠入団した服部投手の記者会見の時、山中繁監督に吉見投手についても話を聞いた。

 「一昨日もあったけど、最近吉見からかかってくる電話は愚痴やぼやきが多い。中日は12球団1の投手陣で入り込むチャンスさえない。2軍にも他チームに行けば、先発ローテに入れる投手がゴロゴロいる。どうして中日に・・・」

 俺はこう言ってやった。「自由に球団が選べる自由枠で入団しといてどういうつもりや。1軍を目指して自分に足りないところを見つけ、克復していかな、どのチームに行ったって1軍に入れんやろ。その気持ちを変えなかんわ」と。

 山中監督自身、捕手出身。興国高校から同志社を経てトヨタに入った。後輩として入ってきた古田にその座を奪われ、ずっと試合に出られなかった苦労人。それだけに恵まれた環境にいながら、気付いていない吉見を叱咤した。

 あれから4カ月。

 自主トレ、キャンプを経て、吉見投手は、どう意識改革ができたのか。

 とても興味深い。  


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2008年04月04日

浦野酒造で今週末「春の蔵開放」

 1864(元治元)年創業で豊田市の地酒「菊石」ブランドの浦野酒造(浦野正二代表)は5-6日11時から、四郷町の同社で「春の蔵開放」が開く。普段は入ることが出来ない蔵の中で伝統的な酒造りの工程や独特な道具の使われ方についての話を聞いたり、利き酒などが体験でき、浦野純子さんは「年々口コミで来場者が増え、酒造会社の使命として日本の食文化の継承に役立てれば」とPRしている。入場料300円。

 日本酒離れが進む中、古くから伝わる日本の食文化の日本酒への理解を深め、身近に感じてもらおうと6年前から冬に仕込んだ新酒が出揃うこの時期に開いている。見学会では、浦野さん自ら洗米から仕込み、熟成に至る酒造りの工程を説明し、酒造りで使う木製の道具などを展示する。

 会場では、大吟醸や純米吟醸など4種類の酒を味わって銘柄を当てる利き酒や冬に仕込んだ蔵出ししぼり立ての新酒の試飲会、この蔵開放日だけの限定生酒を販売する。また、酒粕を使って他の食品メーカーとのコラボレーションも試み、四郷町の井口製菓の「吟醸酒蔵饅頭」、西中山町の手作りパン屋・丸久の「酒蔵パン」が店頭に並ぶ。

 会場では、はんぺん(亀首町の金正商店)、鮎の干物の炭火焼き(矢作川漁協)、薬草入り五平餅(滝川ふれあい工房)などの屋台も軒を連ね、シンボルの樹齢100年を越える満開の桜の下で花を愛でながら、振舞酒とともに楽しむことが出来る。

 同社へは、愛知環状鉄道四郷駅から北へ徒歩7分。事前予約不要。

 問い合わせは浦野酒造℡45-0020。

 専用ホームページはhttp://www.kikuishi.com/index.html  


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2008年04月04日

記者の本分は『足で稼げ』

ネットの出現で、かつては「送り手」が決まり、マスコミから一方的に情報を流していたが、ホームページやプログでこれまで「受け手」だった一般市民など誰もが情報を発信できるようになった。

10年ほど前までは、新聞社では取材が重なり、どうしても行けなかった場合、写真を郵送してもらうか、直接もらいにいっていた。だが、今ではデジカメが一般家庭に普及し、撮った画像をメールで送ってもらうことが出来る。

記者の本分は、「ネタは足で稼げ」。

それは、入社当時からベテラン記者に口酸っぱく言われること。

会って会話することで、当初の目的の情報以外のネタが拾えることもある。

しかし、ブログやホームページで情報を得て、記事を書こうと思えば書ける。詳しいことは電話取材し、写真もすぐにメールで受け取ることが出来る。つまり、椅子にケツをくっつけてパソコンのモニターを眺めているだけで情報が得られる。

周囲に対して演じているやっている振りが普通にまかり通り、横着しようとすればどれだけでも横着できる時代になった。

だが、当人は要領よく立ち振る舞っているつもりでも、所詮こなしているだけ。

人と人との出会いの中で得られる「充実感」「達成感」は、絶対に得られない。
  


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2008年04月03日

トヨタの入社式を取材②

 トヨタ自動車ではここにきて渡辺捷昭社長(豊田市出身、岡崎高、慶應大卒)から各部長たちに、頻繁に厳しい言葉が投げかけられているという。

 昨年は生産台数でGMを抜いて世界一となり、販売台数もグループ全体で937万台と16年連続で新記録を達成。その中でトヨタは「No1」「フロントランナー」として、社員自らもそして周囲も「トヨタは安定している」「将来は安泰だ」と思われている。しかしここにきて会社を取り巻く環境は急激に悪化している。世界経済では、昨年後半からのサブプライムローン問題に端を発する米国経済の景気後退、予想を超える急速な円高、原油をはじめとする資源価格の高騰など21世紀に入ってトヨタ自動車にとって幸運だった外部環境がわずか数カ月の間で一変。また、途上国経済の急激な発展で地球温暖化・資源枯渇など環境・エネルギー問題への対応は、先進国だけではなく、世界的な課題となり、「世界的な関心の高まり」という他人事から、「世界中で実行に移す」という段階に入ったということが背景にあるという。

 世界展開し、多くの従業員を抱えるトップの危機感は、周囲からの「安泰だ」という声とは対照的。会議のたびに「世界の潮目が変わった」と熱っぽく訴えるなどその意識は相当強い。そして、それを従業員にもしっかりと持たせるため、各部でさらなる向上と工夫を求めているのだとか。

 

   


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2008年04月03日

トヨタの入社式を取材①

 豊田市保見町のトヨタスポーツセンターで開かれたトヨタ自動車の入社式終了後、新入社員約2000人を代表して辞令交付と、誓いの言葉を述べた社員のインタビューを行った。

 辞令交付〔事務・技術職〕

●谷口拓士さん(23)=富山・高岡市出身、東大経済学部卒=
  「事業所や工場など海外展開に積極的で、そうした多様な価値観の中で自分を成長させたいと志望。トヨタの魅力は、いろんな意味で大きな会社で、さまざまな国でクルマを通じた社会貢献に熱心で、その分社会に与える影響と責任も大きい点。欲しいクルマは、環境にやさしい『プリウス』」

●村上瑞紀さん(24)=名古屋市在住、名大経済学部卒=
 「志望動機は、地元に拠点があり、世界を舞台に働けると思ったから。特に、途上国に行き、何もないところから1から現地の人たちともに立ち上げる中で喜びを味わいたい。アフリカ、アジアの途上国を問わず。社長が挨拶で述べられた『明るく(プラス志向)、楽しく(主体性)、元気よく(良いと思うことは早く実行する)』を実践したい。そして地域に貢献していきたい」

 誓いの言葉〔技能職〕

●吉田康平さん(18)=福岡・八女市出身、西日本短大付属高卒=
 「小さなころから、ミニ四駆が好きで、自動車会社で将来働きたいと思った。仕事が厳しいトヨタでしっかり働き、自分を磨き、自分と関わった人が幸せになれるようにというのが目標。両親からは『日本を代表する立派な会社なのでしっかり頑張ってこい』と。まだ、立派な社会人ではないので、やっていけるか少し不安。いつかは『クラウン』に乗りたい」

●成田夏美さん(18)=北海道・富良野市出身、富良野緑嶺高卒=
 「社長の考えを知り、それに付いていきたいと思った。それは、上にいても常に向上心を持ち続けていること。目標は、まずは任されたことを一生懸命にやり遂げること。まだ免許がないが、『プリウス』が欲しい。チャンスがあれば、海外へ行きたい。両親と姉からは『頑張ってこい』と励まされた」  


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