2008年06月30日

前回の続き・・・

前回の続き・・・
 
日本で初めてフェラーリのデザイナーになったその人は、

中小企業に支えられながら全く異なる力強さを見せる

イタリアと日本の中小企業の違いについて、

「特定の企業と取り引きしない」

「付加価値をつける」
とその違いを指摘する。

日本の中小企業のように、大企業の傘下入ると、

接するのは大企業の購買担当者だけ。

自ら市場に訴え、何を求めているかをフィードバックさせる機会はなく、

そういう点からも特定の企業に依存すべきではない。

また、数社との相見積で、価格競争力以外求められず、自らに

付加価値をうむための関係とはならないという。

中小都市でも世界を相手に商売をするイタリアの中小の源泉を垣間見た気がした。
  


Posted by どんぐり at 17:55Comments(0)

2008年06月26日

書きまくれ

日本人で初めてフェラーリのデザイナーになった男性がテレビで取り上げられていた。

アメリカのメーカーを経て35歳で転じ、いまは故郷山形

の中小を売り出すために全国、世界をうごき回っている。

デザイナー時代は、1日300をこえるアイデアをスケッチブックに書き続け、

「アイデアは突然うまれるものではない。

会議でうまれるものでもない。

毎日考え続けることによって、新たなものが沸き起こってくる」と話していた。

入ったころベテランの人に

「ゴトウくん、あれこれ考えずとにかく書き続けろ。

書いて、書いて書きまくれ。自分のカタチができ、

自然と書けるようになるから」といわれた。


それが、正解だとかんじる。  


Posted by どんぐり at 16:43Comments(1)

2008年06月25日

こころざし

海を越えたサムライたち。

いまは違うが、かつてメジャーのパイオニアの野茂やイチロー、サッカーの中田、テニスの伊達に対して、その振る舞いを批判するメディアは多かったと気憶する。
 「鼻持ちならない」「ぶってる」と。
 だが彼らは目指すレベルが高く、その域に達していない数字には素直に喜べないのだろう。
 それが「志」。
横並び主義の日本て異彩を放った彼らは、また横並び意識を身に付けた記者のつまらない愚問に表面的にでも合わせたりしない。だからまた、心象を損ない、悪くかかれた。


目標達成のためにはこの程度のことは当たり前だとこなす人と、弱音をはいて途中で投げ出し「これだけ努力している」と自己顕示する人との違い。

 これもまた「志」。

  


Posted by どんぐり at 09:36Comments(0)

2008年06月25日

先進国のエゴ

個人的にお世話になり、交流を続けている3人の「還暦を祝う会」が22日あり、豊田産業文化センターを訪れた。

そこで以前取材したことがある青年海外協力隊でパラグアイに2年間赴任した女性に久しぶりに会った。豊田市出身なのだが、津田塾を経て、日本IBMで働いているので、東京からこの会のために駆け付け、夕方戻った。

パラグアイは、確かに貧富の差が激しいが、笑い声が絶えず、みないきいきとした表情をしている。日本が経済成長の陰で失ってしまった「心の豊かさ」や「助け合い」、そして豊かな自然が残り、

先進国から渡った彼女は「日本は経済的豊かさを手に入れたがみんなのような精神的豊かさは失ってしまった。激しい競争のの中で心が廃れ、自殺者も毎年3万人を越えている。今のままの暮らしのまま豊かさを維持して欲しい」と当初は思ったが、

最後には「それは豊かな国から行ったエゴに過ぎない。誰もが豊かになりたいという思いを否定できない」と思うようになったいう。

開発と環境

先進国が長年享受してきた豊かさを途上国には抑制せよというエゴ。

いったいどこへ向かうのか・・・
  


Posted by どんぐり at 08:22Comments(0)

2008年06月23日

「我」と「プライド」

プライドや自負心。

これは、言いようにも悪いようにも作用する。

誰もが新入社員のころは、知識も経験もなく自分に自信がない。経験を積む中で誰もが通っていく道だろう。目標を達成するために、壁や苦手なことからにげることなく立ち向かい、小さな成功体験を積んでいくことで自信や誇りが芽生え、プライドを培っていく。


その一方そうした壁からに自らにげ続け成功体験を積まなければ人から認められない。

そうすると根拠のない「我」ばかりが強くなる。

クレームが来た時に、絶対に私が悪くないと「我」を張って最後まで言い張るのか、

相手の立場に立って五感を働かせて怒りを収めたり、すぐに足を運んで平身低頭でお詫びする、あるいは和らげるような新たな提案をする。


いつまでも非を認めない「我」と、相手の要求以上のサービスや技術力で応えようとする「プライド」。



   


Posted by どんぐり at 12:01Comments(1)

2008年06月19日

良い経験をさせていただいた

今日昼間に初めて大勢の前で話す機会を得た。

豊田ロータリークラブの卓話で「若手記者が見た地域」を

テーマに30分時間をいただき、話をした。

取材を通して多くの方と出会えたこと、トヨタ自動車という光の陰で

疲弊する地場経済、

いつまでも本業でまた地域と関わることで得られる「生きる糧」の

大切さなどの観点から、具体的なエピソードを交えて話をした。

日ごろ人とお会いして話を聞くというのが仕事。

また、こちらは聞き手であるので相手にいかに気分良く話していただくかが

基本であり、必要以上にこちらが話していては仕事にならない。

1カ月前に「依頼」を受けてから、

「どうしてこの業界に飛び込もうと思ったのか」、「やりがいは」、

「今後どう歩んでいたらいいのか」。自分の足元を見つめると同時に、

「経験は買ってでもしろ」というが、いい意味での

緊張感を楽しませていただいた。

紹介いただいた小野電気の小野雅道さんには

この場をお借りしまして深く感謝申し上げます。


  


Posted by どんぐり at 16:47Comments(1)

2008年06月18日

センスとデザイン性

 ある企業に取材で訪れ、宣伝方法やどこに発注しているかを尋ねると、

 「前は○○会社だったんだけど、以前いた子が結婚で辞めてからは別の会社に。

 センスがあって、校正などにもすぐに対応。専門家としてのアドバイスも的確な

デザイナーだったんで

 多分、会社としても惜しかったと思うよ。結婚生活になれたら、

個人的にお願いしたいと思っている。今の時代なら家庭にいてもできる

仕事だしね」と。


 世の中を見ると、ある程度技術が進歩してくると、自動車にしろ携帯電話にしろ、

消費者の購買意欲を駆り立てるのは、

 センスとデザイン性

 会社に帰属している間に人脈を築き、能力やセンスへの信頼を得ていれば、

 その後結婚、出産で中断したとしても

 個人で勝負しやすい環境になっているように感じることはよくある。  


Posted by どんぐり at 11:37Comments(2)

2008年06月17日

最近ちょっと気になること

「気の置けない仲間」、「情けは人のため成らず」。

こうした言葉は、最近巷では本来の意味と全く逆の意味で使われている。

「気の置けない」は、

本来気を使う必要のない打ち解けた関係を指すのだが、気を許せない、信頼できないような意味で、

また「情けは人のため成らず」は、本来情けをかけるとまわりまわって良い方に自分に戻ってくるという意味だが、

情けをかけて甘やかすとその人のためにならないという意味で使われている。


最近ちょっと気になることでした・・・  


Posted by どんぐり at 17:06Comments(2)

2008年06月16日

現実逃避に過ぎないのか・・・

 入社して15年。

 私が入ってから、私より若い人は1人も入っておらず、「豊田」という狭い地域で毎年同じことをしているようなマンネリ感。

 もちろん、社会は動き、情報や取材する対象は、変わっているのだが、何か違う。



 その間に日刊紙の連中は、何人が異動しているだろう。

 各市を回り、本社社会部で察まりを担当するなど、確実にステージを上げている。


 記者として、いろんな地域を知り、視野を広げるという意味で、あまりに1つの地域にどっぷり浸かるのも・・・職と住が一致することの息苦しさなのか、とも考える今日このごろである。

 そんな日常から離れたいという気持ちから、格安チケットを片手にアジアを旅するバックバッカーをやってきた。


 だが、これは”現実逃避”に過ぎないのかもしれない。  


Posted by どんぐり at 13:25Comments(2)

2008年06月16日

首都移転は夢物語だろう・・・

 埼玉県和光市と池袋、新宿、渋谷を結ぶ「副都心線」が14日開通した。初年度は15万人の利用者を見込み、4年後横浜と渋谷をつなぐ東急東横線とつながると、さらに人の流れが変わるだろう。

 今まで埼玉からの中継地で、私が学生時代にアルバイトや飲み会などで頻繁に利用していた池袋では、今まで利用していた人が乗り換えなどせずに新宿、渋谷に直接行けるため危機感は相当強い。私自身も埼京線の混雑を避け、いつも渋谷に行くときは、池袋経由で山手線を利用していた。それが通過のターミナルになる恐れが出てきた。

 池袋に立地するライバルのデパートもタッグを組んだ。東武と西武が共同案内所を設け、両店のロゴ入りのマイバッグを提供し、池袋の利便性拡大に努め始めた。

 自動車保有台数全国一の愛知県。3大都市圏でも群を抜いて自動車の利用率が高く、なかなか公共交通への移行が進まない。鉄道会社も少なく、東京のような鉄道沿線の宅地開発があまり進まなかった。

 東京はますます利便性が拡大し、人口集中に拍車をかける。

 東京がこれだけの既得権益を手放すはずはなく、「首都移転」は夢物語だろう・・・
  


Posted by どんぐり at 12:06Comments(0)

2008年06月13日

最近めっきり見なくなった

幼いころ、チャンネルをひねればしょっちゅうテレビドラマに出ていた女優さんたち。

古手川祐子、多岐川由美、池上季美子、叶和貴子さんら。

最近めっきり見なくなった。

私自身がドラマを見なくなったこともあるが、テレビドラマも「若者」を対象とした作品が多く、モデルから、アイドルからなどの転身で居場所はないのだろうか。  


Posted by どんぐり at 11:12Comments(2)

2008年06月11日

よく見かける

 取材でクルマを走らせていると、閉鎖したままのガソリンスタンドを各所で見かける。

 原油高によるガソリンの高騰や、ちょっと前の道路特定財源の暫定税率延長問題が起きる昨年から気になっていた。

 一体、どうしてだろう。。。  


Posted by どんぐり at 15:13Comments(0)

2008年06月10日

いつまでも心に張りを

 ある福祉施設の職員が呟く。

 最近デイサービスに通い始めた80半ばのおばあちゃんのお嫁さんから「ここ数年めっきり元気がなかったのに、デイサービスに通いだしてから昔の元気を取り戻したって」。こんな言葉を聞くと嬉しいですねという。

 そのおばあちゃんが元気をなくしていたのには理由があった。同居するお婿さんが、定年後、再雇用を終えてから、それまでおばあちゃんにとっての楽しみだった畑に来だしてからと、時を同じくする。

 おばあちゃんにとって、毎日水を入れたバケツを自転車で運んで水やりをし、草取りや肥料を与えて、愛情をかけただけすくすくと育つ野菜の成長が心の糧で、婿さんが来だして畑から遠ざかるうちに、張り合いを失ってしまったという。

 お年寄りになれば、昔のことはしっかりと覚えていても最近のことは忘れがちなのは当然だが、さっき食べた朝ご飯を食べてないと言い張り、食事に行って他人の靴を自分の靴だと家まで気付かず履いたまま帰ってくる、いつも縁側で庭をぼーと見つめている。

 そんなことが続いて、心配した同居する娘さんが脳を調べてもらうため病院で検査したが、異常はなかった。


 日々生活する上で、心の張りは齢を重ねても必要なのだと・・・  


Posted by どんぐり at 18:12Comments(0)

2008年06月09日

署名記事がつなぐ人の「縁」

 「自己責任」という観点から、どの新聞社も、もうかれこれ10年ほど前から署名記事が定着している。それまでは署名記事入りの記事はなかっことが信じられないくらい、当たり前の風景になった。

 また、そうした全国紙であっても「記者の顔」と「記事」が分かった方がいいとの判断から導入した部分は大きい。

 記者という仕事の「達成感」や「やりがい」を感じるという意味でも、個人的には、読者から記事に対する反応を、署名を行うことで肌で感じることができる。


「記者」と「読者」をつなぎぎ、

読者の声が自分の書く上での”エネルギー”となっている。

 よく知っている読者になると、記者の思想や嗜好まで見ていて、たまに取材で会うといろんな意見をぶつけてくれる。

 会話や人間関係をつなぐ意味においても、大切だと思っている。

 

 

   


Posted by どんぐり at 18:01Comments(0)

2008年06月06日

口の中を探検 幼い頃から歯の健康を

 虫歯予防の大切さや歯の健康を遊びながら啓発する「歯っぴかフェスタ」が8日10時半から、豊田市若宮町のとよた子育て総合支援センターで開かれる。4―10日まで「ありがとう いつもはたらく 歯に感謝」をテーマに開く「歯の衛生週間」事業の一環。無料。

 小学生以下の子供と保護者を対象に紙芝居や絵本、クイズ、紙風船など「遊び」を通じて歯の大切さを啓発し、フッ素入り歯磨きやジェル剤など子供向け歯科グッズを展示し、予防を積極的に呼びかける。

 特に面白いのがカメラで口の中を覗いたり、唾液による口腔内細菌や虫歯危険度、歯磨き圧の測定などで泣き出す子供も毎年いるが、この機会は見逃せない。

 豊田市が、生活習慣病を予防し健康寿命の延命を目指そうと栄養、運動、歯の各分野で具体的数値目標を掲げ社会と一体で進める「健康づくり豊田21」推進の一環。歯については「う歯のない人の割合」を当初計画(平成12年基準値)の68・5%、中間評価(17年直近値)78・5%を22年目標値に80%以上を掲げている。

 問い合わせは市健康増進課・古家℡0565-34-6627。
  


Posted by どんぐり at 13:34Comments(0)

2008年06月04日

携帯の夏の新機種発表ラッシュ

 携帯電話の夏の新機種の発表会が開かれた。

 3社ともテーマは「異業種とのコラボ」。

 すでに販売台数は1億台を越え、1人1台持っている計算だ。

 その中で差別化を図るため、ブランドや雑誌、はたまた健康志向の高まりからカロリー計算や万歩計まで機能が付くスポーツメーカーとのコラボなど抱え込みに躍起だ。

 個人的には2年近く同じ物を使い、電話とメール、目覚ましぐらいしか使わない。

 デートにはクルマが必需品だったせいぜい私の世代までと打って変わって、クルマに興味がない今の20代は携帯にはこだわりを見せるのだろうか。

 電車に乗ると、決まって最近はうつむき加減。その先には携帯があり、一時も指を放さず、いじくっている。送信したのに返信が来ないのは礼儀がない、嫌われたという感覚は持ち合わせていないし、そこまで機械に依存するのも性に合わない。

 周囲でもほとんどの機能をほぼつかいこなしているのはほとんどおらず、かなり使いこなしている数少ない人は携帯がないと生きていけないと思わせるほどいつも画面とにらめっこし、たまたま気付かずにすぐに返信できなかったことをいつまでも後悔している。

 コミュニケーションのツールに過ぎず、クルマのようにいずれは単なる「移動手段」という感覚に収まるのではないか・・・  


Posted by どんぐり at 10:14Comments(2)