2008年06月25日

こころざし

海を越えたサムライたち。

いまは違うが、かつてメジャーのパイオニアの野茂やイチロー、サッカーの中田、テニスの伊達に対して、その振る舞いを批判するメディアは多かったと気憶する。
 「鼻持ちならない」「ぶってる」と。
 だが彼らは目指すレベルが高く、その域に達していない数字には素直に喜べないのだろう。
 それが「志」。
横並び主義の日本て異彩を放った彼らは、また横並び意識を身に付けた記者のつまらない愚問に表面的にでも合わせたりしない。だからまた、心象を損ない、悪くかかれた。


目標達成のためにはこの程度のことは当たり前だとこなす人と、弱音をはいて途中で投げ出し「これだけ努力している」と自己顕示する人との違い。

 これもまた「志」。

  


Posted by どんぐり at 09:36Comments(0)

2008年06月25日

先進国のエゴ

個人的にお世話になり、交流を続けている3人の「還暦を祝う会」が22日あり、豊田産業文化センターを訪れた。

そこで以前取材したことがある青年海外協力隊でパラグアイに2年間赴任した女性に久しぶりに会った。豊田市出身なのだが、津田塾を経て、日本IBMで働いているので、東京からこの会のために駆け付け、夕方戻った。

パラグアイは、確かに貧富の差が激しいが、笑い声が絶えず、みないきいきとした表情をしている。日本が経済成長の陰で失ってしまった「心の豊かさ」や「助け合い」、そして豊かな自然が残り、

先進国から渡った彼女は「日本は経済的豊かさを手に入れたがみんなのような精神的豊かさは失ってしまった。激しい競争のの中で心が廃れ、自殺者も毎年3万人を越えている。今のままの暮らしのまま豊かさを維持して欲しい」と当初は思ったが、

最後には「それは豊かな国から行ったエゴに過ぎない。誰もが豊かになりたいという思いを否定できない」と思うようになったいう。

開発と環境

先進国が長年享受してきた豊かさを途上国には抑制せよというエゴ。

いったいどこへ向かうのか・・・
  


Posted by どんぐり at 08:22Comments(0)