2008年04月04日

浦野酒造で今週末「春の蔵開放」

 1864(元治元)年創業で豊田市の地酒「菊石」ブランドの浦野酒造(浦野正二代表)は5-6日11時から、四郷町の同社で「春の蔵開放」が開く。普段は入ることが出来ない蔵の中で伝統的な酒造りの工程や独特な道具の使われ方についての話を聞いたり、利き酒などが体験でき、浦野純子さんは「年々口コミで来場者が増え、酒造会社の使命として日本の食文化の継承に役立てれば」とPRしている。入場料300円。

 日本酒離れが進む中、古くから伝わる日本の食文化の日本酒への理解を深め、身近に感じてもらおうと6年前から冬に仕込んだ新酒が出揃うこの時期に開いている。見学会では、浦野さん自ら洗米から仕込み、熟成に至る酒造りの工程を説明し、酒造りで使う木製の道具などを展示する。

 会場では、大吟醸や純米吟醸など4種類の酒を味わって銘柄を当てる利き酒や冬に仕込んだ蔵出ししぼり立ての新酒の試飲会、この蔵開放日だけの限定生酒を販売する。また、酒粕を使って他の食品メーカーとのコラボレーションも試み、四郷町の井口製菓の「吟醸酒蔵饅頭」、西中山町の手作りパン屋・丸久の「酒蔵パン」が店頭に並ぶ。

 会場では、はんぺん(亀首町の金正商店)、鮎の干物の炭火焼き(矢作川漁協)、薬草入り五平餅(滝川ふれあい工房)などの屋台も軒を連ね、シンボルの樹齢100年を越える満開の桜の下で花を愛でながら、振舞酒とともに楽しむことが出来る。

 同社へは、愛知環状鉄道四郷駅から北へ徒歩7分。事前予約不要。

 問い合わせは浦野酒造℡45-0020。

 専用ホームページはhttp://www.kikuishi.com/index.html  


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2008年04月04日

記者の本分は『足で稼げ』

ネットの出現で、かつては「送り手」が決まり、マスコミから一方的に情報を流していたが、ホームページやプログでこれまで「受け手」だった一般市民など誰もが情報を発信できるようになった。

10年ほど前までは、新聞社では取材が重なり、どうしても行けなかった場合、写真を郵送してもらうか、直接もらいにいっていた。だが、今ではデジカメが一般家庭に普及し、撮った画像をメールで送ってもらうことが出来る。

記者の本分は、「ネタは足で稼げ」。

それは、入社当時からベテラン記者に口酸っぱく言われること。

会って会話することで、当初の目的の情報以外のネタが拾えることもある。

しかし、ブログやホームページで情報を得て、記事を書こうと思えば書ける。詳しいことは電話取材し、写真もすぐにメールで受け取ることが出来る。つまり、椅子にケツをくっつけてパソコンのモニターを眺めているだけで情報が得られる。

周囲に対して演じているやっている振りが普通にまかり通り、横着しようとすればどれだけでも横着できる時代になった。

だが、当人は要領よく立ち振る舞っているつもりでも、所詮こなしているだけ。

人と人との出会いの中で得られる「充実感」「達成感」は、絶対に得られない。
  


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