2008年02月29日

外の空気を吸おう

全国旅館組合連合会青年部の東海ブロック長を務め、全国にも出向経験を持つ豊田市神明町で「シティホテルアンティーズ」を経営する永山慎二さん(40)。

「今流行っている九州の湯布院にしろ黒川にしろ、昔から良かったわけではない。景観づくりや地域の歴史や風土を活かした街づくりなど地域のことを考えて継続的に考え、行動してきた証。そう言う意味で、青年部活動を通じて全国津々浦々を訪れることができたことで、視野が広がった」と青年部活動を振り返る。

また、「隣り近所で店が閉鎖に追い込まれると、残った一方は喜ぶ。でも、ホテル業界で言えば、地域に魅力がない、人が来てくれないことの証。そんな地域なら、すぐに同じ目に遭う。経営者として、個々が切磋琢磨しあうことで地域が良くなり、全体として人が訪れてくれる地域にしなければならない」

経営者としての考えを構築するのに役立ったという。

昔からいる人だけで新たに移り住んでくる人がいない地域、それは都市や山間地を問わず、ではいまだに小学校時代の”力関係”が60歳を過ぎても、そのままの状態で引き継がれているという状況に遭遇することは多い。

環境にどっぷり浸かると視野が狭まる。

絶えず外の空気を、人脈を通して入れるという作業を意識的にすることは、経営者のみならず勤め人にも必要だろう。



  


Posted by どんぐり at 22:08Comments(2)