2008年02月27日

人口減少時代に突入。国はどう進む!

渋滞が招く環境負荷や経済損失を減らすために高速道路は必要だ。もう1路線道路を造らなければならない。

だが、造れば造るほど公共交通を避け、自動車利用を促進する。

造ったは造ったで利用者は少なく、当初見込み通りの利用になっていない。こうした現状を見ると道路を造らなければという人は、道路自体が目的としか映らない。

人口減少時代を迎えた「日本」。これまでのような戦後以来続いた大量生産・大量消費からの変革は時代の流れ。

しかし政治家たちは依然かつての成功体験にどっぷり浸かり、成長を前提としたハードの充実を訴える。

昨日テレビでドイツの取り組みが紹介されていた。

年金が立ち行かなくなり、そこで目をつけたのが、増え続ける「ガソリン」。

現在では、税金は日本より高く、リッター当たりの価格は、200円半ばと日本よりかなり高い。

しかし、そのほとんどを「年金」に充当している。


そして、カールスルーエなどの都市では中心市街地からマイカーをシャットアウトし、郊外にクルマを止めて路面電車を利用。そして、利用が減った市民はマイカーを捨て、カーシェアリングを実現している。

時代の変革期を迎え、いまなおかつての暮らしを求め続ける日本とは対照的に、将来を見据え確かな道を選択したドイツ。

環境に対して積極的でないというワーストワンの称号まで得てしまった。京都議定書を批准しなかった米国以上と言うから、どうしたものだろう。



20年経ったときその差が、天国と地獄となって表れる。


  


Posted by どんぐり at 22:39Comments(2)