2008年03月04日

アイドルかと思った

 豊田市逢妻中学校(生徒数802人)で卒業記念コンサートが4日開かれ、同校卒業生でシンガーソングライターの光岡昌美さん(21)=スマイルカンパニー所属=が熱唱した。

 後輩たちに光岡さんは「中学では勉強も大切だが、人とのつながりや友だちの大切さを身を以て感じることが出来た。今という時間は2度と戻ってこないから、1秒たりとも無駄にしてはいけない。中学1年から高校3年までは心が鮮明な時期。大人になると、自分が分かり、ウソをつくことが上手になる。でも、失うものも多い。これから過ごす6年間は無我夢中で楽しめる。この時間を悔いなく過ごして欲しい」とエールを送った。

 当初、ホームページで簡単な経歴を確認。何のイメージも持たずに行ったが、生で見てびっくりした。アイドルを思わせる可愛いルックスと笑顔が溢れ、加えて透き通るような歌声。

 ステージではそれらが、すぐに後輩らをとりこにした。

 あさって卒業式を控えた3年生は、大人しく聴くものだと思っていたら、用意された座席を離れ、最前列に走り出し、歌声に合わせて拍手と歓声で応え、ノリノリで光岡さん自身がその熱狂ブリに驚き、緊張していたほど。


 元々人見知りで、人前に出ることが苦手。でも、その分、伝えられない思い、うっ積した思い、自身の体験を元に描かれた孤独をテーマに独特の世界観を詩に表現。すべてが彼女のオリジナル。

 高校になってカラオケがうまく歌いたいとボイストレーニング。オーディションに送るのが好きな先生が勝手に送った一曲のデモテープが認められ、オーディションに合格、高3で上京し、単位制高校に通いながら音楽活動に専念したという。

 だが、高校時代から街中でモデルやタレント事務所などからスカウトされ、将来はプロに意欲。そうしたルックスから、CMやショートムービーにも出演している。
 
 中学時代はテニス部に所属し、朝と午後練の前に毎日あった10周ランニングが思い出で、我慢すること、途中で投げ出さないことを身を以て体感したという。また合唱祭や同校名物の長縄飛びで86回という当時の記録を出したことなど思い出話に花を咲かせた。

 現在も同中学に赴任する元担任の先生曰わく「中学時代からかわいい子であったが、自分から主張して前面に出ていくタイプでなく目立つ生徒ではなかった。仲間にも恵まれ、いつもニコニコと笑顔で素直な子。現在はクルマの中で毎日聴いていて、大きく羽ばたいて欲しい」と話していた。

ホームページは、
http://www.mitsuokamasami.com/index.asp  


Posted by どんぐり at 19:00Comments(5)