2008年01月18日

右から左へと受け流す

昨日市内の高校を訪れると、何やら慌ただしい。

校長先生に聞くと、「あさってからセンター試験が始まるので」と。少子化の中で、

公立高校も生き残りに必至で、校長には経営マネジメント能力が

文科省からも求められ、5年計画で名大合格者を増やしたいというのが目標だとか。

毎年1月半ばに行われるセンター試験、毎年ニュースとしては決まり事だが、

自分のスケジュールには入っていない。


「情報」というのは、自分や身の回りに該当していないと、右から左へと受け流す。  


Posted by どんぐり at 17:42Comments(0)

2008年01月18日

世間は狭い

ちょっと遅いココ一番屋豊田店での昼食を終え、ただいま帰社。

ココいちでは、野菜カレーにロースカツをトッピング。半分ぐらい食べると、中国人の若い男女が入ってきた。

勘定の時に店員に「ビッグカメラは豊田にある?」となぜかポイントカードを手に

聞いていたので、「豊田にはない。名古屋駅前にあるよ」と助け船。さらに「ヨドバシカメラは」

と尋ねるので「これは東京の方にしかない」と答えた。

そして乗り継ぎのある地下鉄では迷うだろうと、名駅(バスセンター)行きの直行バス

乗り場のあるペデストリアンデッキ下のバス停まで案内した。



道すがら、いろいろ尋ねた。

「豊田は2度目。上海からトヨタ紡織への出張で来た。機械設計の仕事をしている。

1週間、駅前にホテル『アンティーズに泊まっている』」。

私も「正月休みで上海に行き、郊外にある古い町並みの残る『七宝』が良かった」と答えた。

すると、彼らの勤める会社の工場が、その「七宝」にあるという。


世間は案外狭いものだ。
  


Posted by どんぐり at 15:26Comments(3)

2008年01月18日

年明け早々、「偽装」

耐震偽造、食品の偽装表示。2年連続で「偽」が日本国内で表面化した。

人間に欠かせない衣食住のうち、「食」「住」でちょろまかし、今年こそ「誠」の

1年にと思っていたら、早々に今度は再生紙使用で偽装

そもそも本質を見極めず表層だけ追い求めてきた日本人自身が招いたツケ。

野菜では、きれいな形を求めるが余り、東南アジアなどの生産国では農薬漬けで

農家の肉体をも傷つけてきた。そして、世界の有名ブランドの売り上げのうち

5から7割を日本人の消費が占め、銀座や表参道では直営の

豪勢なビルが並ぶ。どれもバリやミラノなどの本店以上だ。


皮肉にも、品質が良くてお値打ちならブランドにこだわらず買い求める。

このアメリカ人の合理的な考えでアメリカ市場で日本企業は育てられ、世界に冠たる企業へと成長した。


老舗と言われるブランド力のある企業による相次ぐ偽装

その行為に対してではなく、「うちだけじゃないのに」という見つかったことに対する

謝罪に憤りは隠せないが、自分の価値観よりも既存の価値観に依存し、みんな同じ

でいたいという日本人の本質をついた、自ら招いた現象にも思えてならない。
  


Posted by どんぐり at 13:02Comments(2)