2008年01月17日

正月休みで北米から帰国した友人とのひととき

正月休みで北米から帰国した自動車部品会社で経理をする友人2人。

日米の違いについて尋ねると、「ゴルフをしたり、食事をしたり、メジャーリーグを観戦に行くなど

仲のいい米国の友人だが、正確なは知らない。敬語がないから

年齢を聞く必要がないからか、相手が何歳なのかはみな関心がない」とか。


確かに、採用の際、履歴書に男女年齢を記入することはなく、企業も

職歴や人間性などに優先順位を置くので年齢についてはことのほか重んじていないというのもうなずける。


また、米人の現地社員がよく言うことだが、「日本人の部下にはsugarコートして言わないと傷つく。

厳しいことをダイレクトに言うといつまでも根に持たれる。親しき仲にも礼儀アリという諺の通り、

友人関係でも人間関係でもウェトだね」と。

確かに、最初にYES、NOを言ってから説明する言語の特徴や、元々人種や宗教、言語が違うという多様性の中で

自らの考えを言わないと「察する」という文化・風土がなく、「何を考えているのか分からない」と相手に伝わらないのだろう。


翻って日本。例え自分のやるべきことを終えていても、みんなが働いているのに自分だけ帰ると、

「空気が読めない」、「場を壊す」と協調性のない奴というレッテルが貼られる。

でも、皮肉にも安倍首相は「KY(空気が読めない)」で倒れ、日本という国自体がワシントンと北京の

表情をうかがいながら「KY(空気を読んで)」対応し、主体性が一切見えてこない。

自分の考えを示すことが当たり前の彼らからすると、それこそ「何を考えているのか分からない」だろう。


米国に5年もいると、人間関係ではあっちの方が楽だとか。

よくよく考えてみると「KY」というのは、相手の動き方に反応すると言うだけで自ら考えないと言うことだ。



Posted by どんぐり at 15:35│Comments(2)
この記事へのコメント
国際社会の中で、日本人はどうすればいいんですかねぇ~~。

NOといえる日本人。

なかなか日本の社会の中では難しいですね。
Posted by boss at 2008年01月17日 20:47
そうですよね。

日本の土壌のの中で、育めない以上、国際社会や外交の時だけ、「世界の常識だから自己を主張せよ」と言われても。

同じ東アジアでも、中国、韓国の人の自己主張の強さは、日本人とのあまりの違い、驚くばかり。

彼らはけんかしているように、日本人には映っても、ただ議論し、考えが違うだけとあっけらかんで、日本人のようにひきずることはない。

大陸の乾燥した地域と、海で囲まれ湿気が多い、と無理にでも風土に原因を求めたくなる。

日本では難しい以上、仕組みや教育として幼い頃から自分の考えを主張する訓練が必要なのでしょうね。
Posted by どんぐりどんぐり at 2008年01月17日 21:34
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正月休みで北米から帰国した友人とのひととき
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