2009年08月19日

「たんころ」の光が心をいやす

今年も足助地区では古い街並みを竹で編んだ籠に和紙を張り

ろうそくで灯す「たんころりん」が1日から行われた。

たんころりんの由来は、

昔、

灯りとりの道具に

「ひょうそく」

と言われるものがあった。

その上、皿と台がひようたんの形に似ていることから名付けられ、

「ひょうころりん」

とか

「たんころりん」

といった名前で呼ばれていた。

足助には、江戸時代に足助八幡宮で使われた

「たんころ」

が足助資料館に収められている。

この灯りは、単体で用いられることもあれば、

行灯の中に灯されることもあった。


原材料の竹かごは、

足助の真竹を裂いてつくり、

足助の住民1人ひとりが手作りしたもの。

籠のほかにも、

三州足助屋敷で漉いた和紙を貼りつけ、

灯かり台のひようそくは

シルバー人材センターが作ったものを使用している。


このシンプルな行灯からもれる光は、

柔らかく揺らぎ、

ほのかに足助の街を照らし出す。


最近ではイベント期間中、まちの各所で

ギターやファド、津軽三味線、落語、朗読などの

ミニ演奏会が催され、

訪れた人を楽しませている。

平成14年から始まった小さなイベントが、

住民の協力を得て、

いまでは800基を超えて

すっかり足助の夏の風物詩として

市内外に知られている。



Posted by どんぐり at 16:21│Comments(0)
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