2008年03月03日

当面の課題だ

全国紙などと違って、弊社ではレイアウト(割付)も記者自身が行っている。

記事を書き始めたころ、どうしても文章を書いてから割付をしてしまっていた。

取材をしていると思い入れが芽生えて、これも入れたい、あれも入れたいと文章を

切ることができず、文章が間延びし、くどくどと説明ししていた。

結果として、割付もとても見にくく、不格好な配置となってしまって、出来上がる度に

自分のセンスのなさに嫌気がさした。



創刊と廃刊が著しく競争の激しい女性誌でももちろん割付から先だし、

分担制になっている全国紙では、割付に合わせて自分が

書いた文章の原型が跡形もないようにバッサリと切られることも多いとか。

だが、訓練によって2年ぐらいしてようやく、

割付をしてから、記事が書けるようになった。それから約10年。。。



この記事はトップで、だいたいこの程度の行数で、写真はこの大きさ。

表も入れた方が分かりやすいだろうなど経験から来る知恵ができてきた。

また、決めた行数で文章をまとめるということも、記者として必要な素養なのだろう。


最近では、取材しながらだいたいの行数を決めて頭の中で記事を書いている。

こういう形で書きだして、最後はこう締めくくろうと。

パターンができて、時間の段取りが良くなった反面、

文章がマンネリ化しているのも事実。



最近は「読書」が出来ていないので、バリエーションを増やしていきたいというのが、

当面の課題である。











Posted by どんぐり at 13:12│Comments(3)
この記事へのコメント
プロとして10年以上も活躍していても、
まだまだ勉強なんですね。
当たり前かもしれませんが。

私も見習わなくては…。
Posted by リップさん at 2008年03月03日 13:45
なにげなく見ているものでも、

それを作っている人には、いろんな苦労があるんですね。
Posted by xyz at 2008年03月03日 15:55
リップさん

活躍はしていませんが、昔ある都銀マンを取材したとき、私たちは頭で仕事をしていますが、地銀や信金は足で仕事をしている。

私は後者なので、常日頃から足を運んで現地現物にふれる中で人脈や知識を身につけなければと思っています。

ただ前者もエリートのプライドとの取り方が出来る一方、高い給料をもらっているのだから儲かる仕組みをつくり、付加価値の高い仕事をしているという意識の表れでもある。

xyzさん

皆さん各業界で経験に基づいた知恵があり、日々の業務を通じて引き出しを増やしているんだと思います。
Posted by どんぐりどんぐり at 2008年03月03日 18:51
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    コメント(3)