2008年02月22日

豊田はクルマに関する社会実験が多い

 豊田商工会議所、市商店街連盟、市などでつくる「とよた買物バス協議会」は、中心市街地活性化と公共交通の利用促進を目的に昨年12月15日から行ってきた社会実験を予定より1カ月延長し3月23日までにする。協議会では「2カ月と短期間で周知に時間がかかった。実験効果を適正に把握するため」と話している。

 とよたおいでんバス(旭・豊田線、豊田・渋谷線、中心市街地玄関口バス)の3路線を利用した乗客に「乗車券引換券」を配布。中心市街地の実験協力店で確認スタンプを押してもらい、若宮町のTM駐車場1階「みちナビとよた」に持参すると、100円分の乗車券と交換できる仕組み。

 現在中心市街地の13商店街368店舗と5店の大型店が協力。

 5日時点で名鉄バスの旭・豊田線と豊田・渋谷線で約1450枚、名鉄東部交通の中心市街地玄関口バスで約350枚の計約1800枚の引換券を配布したうち、引換したのは全体の37%にあたる666枚。

 内訳はGAZAが最も多い165枚、次いで松坂屋豊田店の161枚。商店街の中では市駅前商業協同組合が最も多い81枚。1月中旬時点では170枚だったことから、利用者は後半になって増加傾向になっているという。

 同協議会では、今月下旬に利用者と協力店に行うアンケート調査の分析を行い、継続的に行っていくための仕組みを構築し、対象となる商店やバス路線の拡大を検討していくとしている。

 当初は先着2万枚を見込んでいたが、5日時点とはいえ、1800枚。

 昼間の駅前周辺の賑わいや、バスの乗車数を考えれば、なかなか難しい。


 こうやって書いているうちにも、トヨタ生協メグリア本店には昼間にも関わらず物凄い人出。特に現在は「北海道物産展」も開催中で、押し合いへし合いの様相になっている。

 豊田市は自動車のまちの特徴を生かし、ETC車載車を対象とした鞍け池スマートIC(インターチェンジ)はじめ、先進的な社会実験を行っているが、さまざまな統計からはいつもクルマ社会の弊害ばかり見えてくる。
 
 



Posted by どんぐり at 14:10│Comments(1)
この記事へのコメント
私は継続的にバスを運行するのは至難の業だとおもいます。
仕事がら、車で移動が多いので感じることは、豊田市民がドアtoドアでの移動を希望している感じが在ります。

藤岡生協の駐車場でも入り口から埋まり、端の方はガラガラです。
新たに停めようとする人も入り口付近をウロウロするだけで、端の方には行かないのをよく見かけます。

車社会の弊害とは、便利さが人を駄目にする典型の様な気がします。
Posted by Water-Hammer at 2008年02月22日 16:58
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豊田はクルマに関する社会実験が多い
    コメント(1)