2011年09月18日

関係者こそ大切な顧客

これだと関係者しか読まない

社内会議でこんな意見。

だが、そこにこそ、うちの存在意義がある。

と思っている。

この10数年来、取材先で、尾張と三河の違いについて必ず聞いている。銀行の支店長や新聞社の支局長、デパートの店長など。

「豊田は入るまでが大変、ある種排他的というのか。これだけ全国各地から人が入ってきて大きくなったのに。でも入ると義理人情に熱く付き合いを重んじる」

豊田市内には2つの地域新聞が存在する。外の人はトヨタ自動車があるから。と言うが。
もちろんそれは大きいが、前者の地域性に支えられている部分が大きいと認識している。
だから最初の関係者しかというのは、マスメディアの発想。広くたくさんの人に見てもらおうと思うと薄っぺらくなる。

スポーツでいえば、豊田出身のプロ野球戦選手だ、オリンピックに出場したなんて選手を取り上げても反応は少ない。

それより高校野球だったり、年老いてもなお現役でゴルフや早朝野球をしている人を取り上げた方が反応がある。

うちにスポーツ紙に載るような選手を載せても、興味がある人はスポーツ紙を購読している。

そうした意味からも、有名人よりも地域で頑張っている人や取り組みに光を当てる、地域の業界紙という姿勢は貫かねばならない。  


Posted by どんぐり at 07:05Comments(2)