2008年12月10日

雑誌「SPA」の編集長をテレビが追う

先日雑誌「SPA」の編集長をTBSの人気番組「情熱大陸」が追った。


パソコン画面を眺めて世界の情報が得られる時代だが、

「ネタは事務所にはない。現場に行け」

と若い頃の先輩からの”教え”を引き継ぎ、会議や事務仕事を除いては事務所に誰もいないことが多いのだとか。

パソコンのモニターを眺めてネットやゲームをして、時間を浪費している輩などいない。

記者も現地現物の生の声を紙面に反映しようと躍起だ。



特に「SPA」のように硬派の雑誌と一線を隠して、世俗の、そして大衆の最も興味のあるどうでもいいようなろくでもないようなネタを載せる雑誌は、足で稼いだ情報なくして、存在しない。


活字離れの中で、続々と老舗の雑誌が廃刊する中、

最後に編集長は、「アエラ」より先に廃刊だけはしない、と言いきった。



出版業界は冬の時代。

トヨタ自動車の社員のような強固な愛社精神などなく、「仕事」というよりも「好き」でやっている奴ばかり。

テレビを見ながら、共感を覚えた。


  


Posted by どんぐり at 19:07Comments(0)