2008年09月03日

メダリストに共通する「感謝の言葉」

北京オリンピック閉幕から2週間あまり。パレードや表敬訪問などの日程を終え、メディアの加熱したフィーバーぶりもかなりさめてきた。出場するだけで、世界の舞台で自分能力を試せること自体でも、すごいことなのに、メダルを取った人の言葉というのは、評論家や教授にはない実体験に裏打ちされた胸に染み入るものがある。

ほとんどの選手が口にしているのが、「感謝の言葉」。

「自分だけの力だけでとれたわけではありません。指導してくれた先生、こういう環境で温かくサポートしてくれる親、今まで苦しいときに支えてくれた友人や仲間、こうした周囲の人がいなければ、この大きな舞台でメダルなど取れませんでした」

別にいい子ぶっているわけではなく、自然と口から出る言葉だ。

また水泳・平泳ぎの北島は、心理学教授の助言でマイナス志向を除去するため、「疲れた」、「しんどい」、「暑い」、「寒い」、「面倒くさい」、「やってもムダだ」といった後ろ向きな言葉や言い訳を意識的に排除したという。

もともと弱音などはかないストイックな選手が、そこまで高い志で極限まで追い込み勝ち取った。


類は友を呼ぶ。


北島選手のような「前向き」に生きている人たちの周りには口に出さずともそういう人が自然と集まり、また、「後ろ向き」に生きている人の周りにはハエのようにそういう人が自然と集まってくるか、染まりたくないと孤立する。



  


Posted by どんぐり at 11:45Comments(4)