2008年01月22日

昔遊びで「勘考すること」覚える

 昔懐かしい遊びを体験するイベントが豊田市駒場小学校で18日開かれ、地域ボランティアの手ほどきを受けながら、1年生73人が竹とんぼやけん玉、あやとりなどを楽しんだ。

 世代を超えて豊かな人間関係を築いたり、昔の生活の様子や知恵を学んでもらおうと同小が行っている生活科授業の一環だ。

 地元の前林交流館で子供たちに昔ながらの遊びを教えている地域ボランティア「女川はてなの会」の会員17人を講師に、児童は昔ながらの遊びをしながら地域の人と交流を深めた。

 回っているこまを指ですくって手のひらに載せる「どじょうすくい」やこまを1本のひもですくいあげる「カツオの一本釣り」などの妙技を披露すると、児童らは目を丸くして驚いていた。

 最近地元のお年寄りを講師にこうした昔の遊びを教えるという試みは至る所で見られる。

 特に団塊世代の定年で技術をもった、時間のあるおじさんが一斉に社会に押し出され、その活用を行政も企業もあの手この手で考えている。

 いつも見てて感じるのが、昔の遊びはモノのない時代に考えられた遊びのため、遊ぶ道具を自ら作り、そして遊び方も手先や指先、体重のかけ方などを遊びを通じて体に覚え込ませられる。

 そしていつも驚くのが、、ゲームで遊ぶことが当たり前の子どもたちが昔の子どもたちのように時間を忘れて没頭し、笑顔をふりまき楽しんでいる。

 時代が変わろうが、普遍的なものを受け継いでいくこうした試みは目立たないが、意義深い。



Posted by どんぐり at 18:23│Comments(0)
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