2008年04月22日

田舎暮らしの前に予行練習を 市が滞在施設利用を募る

 豊田市は現在、稲武地区で展開している「市帰農者滞在施設」の利用者を募っている。

 同市が市町村合併の理念で掲げている都市と農山村の共生と、農家の高齢化で増え続ける遊休農地の有効利用を通じて山間地の活性化を図ろうと平成18年度にスタートした取り組み。

 以来、子どもが独り立ちし夫婦で残された人生を充実したものにしようと前向きに考えている団塊世代を中心に、農業だけでなく、お祭りなどを通じて”田舎暮らし”を満喫している。本格的に田舎暮らしを考えている人の予行練習として、この期間限定の取り組みはユニーク。だが、地域の人と農業の手ほどきを受けるなどして仲良くなっても、都会に出て使われていない空き家を借りようとすると難しい。

 「他人に住んでもらいたくない」「あそこは他人に貸した」「たまに墓参りするのでその時には利用する」など理由はさまざまで、空き家の有効利用が進んでいないというのが、現状だ。

 募集しているのは、全12戸のうち、野入みどりのふるさと村の1戸。施設に滞在して耕作ができる都市住民で隣接する農園1㌃を積極的に耕作し、決められた事項を遵守できる人が対象。

 建物は木造1部2階建てでキッチンやユニットバス、水洗トイレ、駐車場完備。利用期間は、6月1日から来年3月末まで。使用料は、22万5000円。光熱費、下水費は別途負担。

 30日までに申込書に記入し、利用希望者本人が直接稲武支所地域振興担当(℡82―2511)まで持参する。

 審査会を開き、施設の目的にふさわしい人を優先して選考し、5月12日までに確定通知書を発送する予定。

 問い合わせ・申し込みは、開庁時間の土・日、祝日を除く午前8時30分から午後5時15分まで。



Posted by どんぐり at 16:47│Comments(0)
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