2008年03月19日

社会主義国「中国」

 やってもやらなくても、会社の利益に貢献してもしなくても評価(待遇)は同じ。だったら、業務時間内を大過なく過ごせばいい。ごまかしやさぼっても数さえこなせば、管理職もあれこれ言ってこない。
 「持てる者から豊かになれ」と改革開放路線を打ち出し、自由経済と歩みだした『中国』。いまや、世界の機関車役として核を握る。
 アメリカ帰りの知識層「海亀」や社会主義体制の中で疑問を持ち続け、努力すれば報われるという社会の変化に乗った経営者たち。元々高い知識層の中には留学し、ノーベル賞や企業トップとして活躍したり、ベンチャー企業がひしめくシリコンバレーの6割が中国人とインド人が占めていた。
 政府の人権無視の振る舞いは別にして、日本人が企業の駐在員として「集団」の1人として海を渡ったのに対して、「個人」で挑む彼ら中国人。アフリカから南米など未開の地でも中国人がいない国はない。そして、その地で経済の中核を担う。
 
 資本主義として長らく生きてきた日本で、かつての中国のような社会主義的な社風が蔓延れば、どうだろう。

 真っ当な人は去り、真っ当な人は入ってもあまりのレベルの格差にすぐに去り、その横着やちょろまかしをしていてもとがめられないことに、居心地のいい人たちだけが残っていく。



Posted by どんぐり at 17:21│Comments(1)
この記事へのコメント
恐ろしいのは、そう言う環境にどっぷり浸かると、自分が世の中からどんどん遠ざかっていくことに気が付かなくなる。気が付いているうちに環境を変えないと、10年もすればすごい「差」となって表れる。
Posted by happymania at 2008年03月25日 22:25
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    コメント(1)