2008年10月13日

志の高さが垣間見える

ある進路指導の先生と話しているとささいなことに見えるが、その意識の違いで志望校に合格できるか否かが判断できるという。

ある生徒は、

深夜遅くまで勉強しているといつまでも起きている母親に

「うっとおしいので早く寝て」と。


逆に、ある生徒は、

深夜遅くまで勉強しているのに早く寝る母親に

「こんなに遅くまで勉強しているのに、親が俺より早く寝るなんて」と。


一見前者は親の気持ちもわからないで自分勝手のようにとらえられがちだが、

勉強などというものは自分の将来の人生を

開くために自分のためにするもの。それなのに、

わざわざ母親のせいにするということは、


その子の成績はともかく、

志の高さが判断できるという。
  


Posted by どんぐり at 15:16Comments(1)

2008年10月13日

客観視する場を自らつくる

「この年で最低これくらいのことができていないとまずい」

そうした「自分」を客観視する場に、高校や大学時代の同級生を活用している。

みな一部上場や外資系に進んでいる。

このブログには経営者の方が少なくないが、使われている身からすると、特に私のような零細企業で、

かつ豊田から一度も出たことがない従業員で構成されている会社に属していると、

自分の立ち位置というものが、正直がわからなくなる。

そして、系統だった研修というのもない。

じぶんが頼りとなる。


その「中」では当たり前や常識のこととして通用していても、

「外」に出たらまったく通じないことは多々ある。

ただ今までで長年やってきたから

そっちの方が要領を得ていてスムーズにできると、市場の声や品質管理という根幹を

無視してしまうことも少なからずある。


「井の中の蛙 大海を知らず」にならないためだ。


とかく目先のことや、小さな枠のことにとらわれがちだが、

環境に流されることなく、

結局は社会で通じるスキルや人脈、経験を積むことが、

この厳しい社会で生きていく『術』であろう。
  


Posted by どんぐり at 11:49Comments(3)

2008年10月13日

暗黙の了解で分かる 出身地

普段の会話で「トヨコウ」と言えば

豊田高校だった。


これは、地域密着のこの会社に入るまでの暗黙の了解であり、そして、今も私の人間関係の中では変わらず、それにまったく疑いの余地はない。


しかしながら、取材で高岡や上郷、竜神地区を訪れると

「トヨコウ」

と言えばトヨタ自動車就職者数全国一位の豊田工業高校となる。



また、一挙に4人もの日本人ノーベル賞受賞に沸き立つ中、ニュースを観察してみると、名古屋のローカルテレビ局は名古屋大学を「メイダイ」というのに対して、全国ネットでは一切、「メイダイ」と略したりしていない。

東海3県以外では、「メイダイ」と言えば明大だからだ。静岡や長野などは東京圏のため、地元の静大や信州大を除けば、名古屋圏の大学に進む人は少ない。


この地域から出たことがないと分からないし、「そんなことあり得ない」と言われるだろうが、愛知大学が国立大学と思われていることも少なくない。


この2つの言葉から出身地が分かる。



常識というのは、ちょっと離れればまったく異なる。それは、案外もろく意味のないものだったりする。

  


Posted by どんぐり at 10:14Comments(2)