2008年07月02日

ケイタイに見るモラル

取材などで企業をまわっていると、そのモラルについて「ケイタイ」の扱いを通じて垣間見ることができる。

トヨタ自動車は

機密事項保持のためカメラつきはダメだし、仕事で使う携帯は会社で支給される。私用電話は基本的には社内の電話を通してつないでもらうようで、「自分の携帯はどうしてるの」と尋ねると、「クルマの中に置きっぱなし」との返答。

また、グループのトヨタ紡織は

「自分携帯を持ち歩いているが、カメラ付きは、ご法度。見てみて、すごい古いのでしょ。携帯で私用にメールする雰囲気ではない」という。

市の職員でも、

携帯に電話すると、もう一度職場の電話へかけてもらえますかと促された経験もある。後で聞くと、携帯だと上司から私用と思われるのでと。

記者の仕事のように、

私用も、公用も、その境目がはっきりしない職種もある。




会社のパソコンで仕事以外にネットを閲覧したりする問題がよく指摘される。

職種や部署、上司のモラルに対する意識によってもちろん差はあるが。

秋葉原の容疑者のように、携帯が友達で片時も離さない。メールが来たことに気づかず、返信が遅れてしまったことをいつまでも気にするような環境は、真っ当な会社組織ではまずありえないだろう。

ちよっとしたことだが、誰もが持っていて生活に欠かせないコミュニケーションの手段なだけに、その差や違いをはっきりと見ることができる。
  


Posted by どんぐり at 15:00Comments(2)