井の中の蛙大海を知らず
ある集まりで、『なんか、なまりがあるねぇ!』
三河弁ばりばりのおばさんが、博多出身の若い男の子にちょっと上から、何気ない一言。
だが、当人も豊田市から一度も出たことのない、代々続く土着の人。
「大都市博多出身の人を田舎者だ」と明らかにさげすんだように指摘した。
そして、何気ない一言に若者は、ほほをヒクヒクと動かした。
内心「博多は名古屋よりも都会ですよ」とはらわたが煮えくり返っているだろう。
アメリカに行って、「外人ばかりだね」という日本人は少なくない。
島国単一民族からか、日本人はよく言われることだが、なかなか自分を客観して見ることが難しいようだ。