恩師の言葉
別れと出会いの季節。
中学時代の恩師がよくクラスで説いていた言葉でそういう輩になっては
いけない「反面教師」として、今でも心に刻まれている言葉がある。
時が経ち、詳細まで覚えていないが、こんな感じだったと記憶している。
「横着くいつも楽な方に逃げたり、面倒なことは他人に流して生きてきた人は、
普通の人が当たり前にやっている苦労や努力が(自分が経験していないので)
理解できない。それでいて自分が『得』になることには、
俄然張り切る。
まずは人を疑い、責任の所在を他人の所為にする。他人も同じ考えだと思っている。
そういう人間とは信頼関係は築けない。
人は人に支えられて生きている。支えてもらうには、
まず自分が変わり、嫌なことは率先してやろう」
確かに他人が掃除したキレイな道ばかりを歩いて、日ごろから要領よく
立ち振る舞っている人は、たまに目立たない縁の下の力持ち的なことをさせられると、
「俺だけがこんなに努力しているのに認めてくれない。損ばかりしている」
と普通の人以上に被害者意識のようなものを感じてしまうのだろう。
結局は、「
自分にやさしく、他人に厳しい人間になるな」と言いたかったのだろう。
この時期になると、思い起こす。