関心は、有給休暇制度だけ

どんぐり

2008年02月07日 14:45

来年卒業する大学生の就職説明会が今日、豊田市民文化会館で開かれ、

早朝から多くの大学生らが詰めかけている。主催する商工会議所によると「昨年より多い」と。

出店企業は、製造業を中心に36社。倫理法人会でお世話になっている

やまのぶ、ZENT、えぷろんフーズなどもブースを設け、人事担当者が来春就職する大学生に

企業概要や業務内容、福利厚生などiについて説明していた。




空前の好景気でいずれも大企業は採用枠を広げ、加えて少子化で学生は少なく、売り手市場となった「昨年」。

「今年」もそれは変わらず、今年も年明けの原油高・資材高にもかかわらず、売り手市場のようだ。

だが一方、中小では採用予定を軒並み下回り、大手が底引き網で吸い上げてしまっている。

特にこの地方は名前は知られていなくても、財務体質の良い優良企業が少なくなく、また海外展開も活発的だ。

だが、担当者に聞くと採用が思ったようにいかないという。

如何せん知名度が低く、仕事はあるのに人手がないという悩みを共通して持っている。



学生からの質問で多いのは、福利厚生。土日休みや有給休暇制度、持ち家支援制度など。

僕らの世代は、バブル崩壊で採用枠が少なく、その上学生はやたらと多い買い手市場だった。

福利厚生は二の次で、資格支援制度や研修など入社後も自分たちの武器を身につけ、

会社に頼らない人間になりたいという学生が多かった。


担当者と話していても、「入ってからのやりがいなどを質問してくる学生が少ない。そういう学生は大手を

志望しているからでは」と話していた。

実際今日も、学生が集まっていたのは自動車部品のの「三五」「小島プレス工業」

「とよしん」と知名度の高い企業だった。