意思あるところに道は開ける
現在、「社会保険労務士」として開業する高校時代の友人、脱サラ組だ。
大学卒業後、大手自動車部品会社に就職。30歳を前に「このまま勤め上げても将来が見えてる。独立できる職業を」と働きながら資格取得を決意した。
毎週末名古屋の専門学校に通い、陣取るのは講師の目の前。
だが、そういう時こそチャンスが巡ってくるもので、メーカーが集結する浜松に新たに事業所を立ち上げるということで「行かないか」と上司に見込まれた。
だが、専門学校との二足の草鞋の身で、二兎を追う者一兎を得ずで「辞退」。
勤め人が会社の命令に背けば前途が閉ざされるという状態に追い込まれ、逃げ道はなく勉強にも身が入った。
そして、1年で資格を取得。さらに1年でファィナンシャルプランナーも取った。
10時過ぎまで仕事をして、毎日最低1時間は机に向かい、週末は学校へ。それを正月も含め1日も休むことなくやり遂げた。
受験のようにみんなが同じ目標に向かってやることはやさしい。
しかし、社会人になって自ら目標を立て、自らを厳しい状況に追い込み、継続してやり続けるには強い意志が要る。
ただその日を過ごしている人もいれば、先を見据え日々目標を持って生きている人もいる。
毎日の積み重ねはやがて大きな
差となって表れる。