中退からバイトを転々し転落の人生
大学に進学したものの、生来の
横着者
で遅刻を繰り返し、そんなことを重ねているうちに学校にはほとんど行かなくなり、
4年になって、これから卒業しようとしたときに、
「まだ3年かかる」といった状態。
金を稼ぐためにと
アルバイト三昧ならまだしも、
こずかいをせびっては朝から晩までパチンコ三昧。
てっきり親は学校に行ってると思って、学費も仕送りもしていたら、
卒業間際に
「すいません、卒業できません」
すでに学校に通いなおし、
卒業するような意思がなく、親も観念して中退。
新たに始めたアルバイトも遅刻の毎日で結局務まらず、いくつもの飲食店を途中で辞めていった。
その一方、派遣切りなどでとかく騒がれたいまの30代後半に見られるニートは、
10代後半から高い時給でまあまあの額を稼いだものの、
スキルアップが図れず、
それからステップアップできないまま齢を重ね、結局不安定な立場の仕事しか就けずに切られた。
だが、最初の「例」は、それよりさらにやばい状況で、真っ当な社会になかなか取り戻せないでいる。
堕落のスパイラルから抜け出すには相当の覚悟がいる。
こういう「例」は増えている。