新聞記者の仕事
新聞記者などという職業はみなそれを求めて、どうしてもなりたいと思って入ってくる。
大学時代から、朝日や読売、産経など各新聞社のセミナーなどにも積極的に参加し、
基本的な新聞表記の仕方や
レイアウトなども
ある程度基本を学んで入って、
あとは日々の取材を通じて、
実践
を通じて体に覚えさせる。
学生時代にセミナーで一緒になった連中と年に一回程度東京で会うのだが、
ここ数年目立って
廃刊や
企業の統合、
廃業
などが進んでいる。
それでも、みな今でも好きでしょうがないから、
石にかじってでもその業界で関わって生きている。
他に行くところがなく、どうしようもなくてここに来た
という連中はあまり聞いたことがない。
それなりの大学を卒業して、
他人から見れば
「製造業や金融など経済的に安定した職業の選択の道があるのにどうして」
という中から、
自ら選択し、生業としている。
だから、
「記事が書きたくてしょうがない。こんな記事を書かせてくれよ。
遠慮してるんなら、なんなら全部書かせてくれよ」といった
連中ばかり。
指示待ちで、言われたことしか、それも何度言われてようやく実行するといった類の人種は皆無に近い。
地方新聞に身を置いていると、どうしても身内や近所や同級生などといった狭い村の中で視野が狭まってしまう。
現在の出版市場や仕事ぶりなどが肌で分かる彼らと年に一回集まる「宴」は何とも刺激になる。