コミュニティ意識
コミュニティ意識の希薄化で、自治会への入会を断る人が目立ってきたという声が
市の職員や区長らから最近よく聞こえる。
だが、豊田市は40万都市で、
なおかつ市外から「職」を求めて移り住んできた人たちで成長してきた歴史を考えると、
依然としてコミュニティ意識の深さは、
他から見ると恵まれているように映る。
名古屋の人がある朝、豊田市内を車で走っていると、
「交差点で大勢の人が立ってなんかやっていたよ」
と奇妙な光景でも見たように驚く。
「交通安全週間」に合わせて、
地域の人による立しょう活動は、豊田では日常の風景。
しかし、名古屋で同様の協力を求めれば、応じる者はまずいないという。
最近、豊田市内でも飲食や喫茶などの組合や、
ライオンズクラブ、ロータリーなどでも入会者が少ない上、
脱会者が目立って増えていると聞く。
「入ってもメリットがないから」
が理由だという。