かわいい子には旅をさせよ
豊田市内の街中の人と話していると、
たまに合併した町村や、
かつて合併した高岡、上郷、猿投、高橋、松平などを
「田舎者」と見下す人がいる。
そういう発言を聞くたびに
「あー、この人。井の中の蛙だ。小さな村社会の中で優越感に浸っているんだ。
市外の人に言ってもそんなの通じないよ。
逆に『器』が知れるのに・・・」
と心の中で思う。
歴史を紐解けば、
自動車関連に職を求める人たちで人口が急増し、
合併の繰り返しで現在の「豊田市」となった。
年配の人だけでなく、
30代の人たちからもそういう発言が聞こえる。
年配の人たちの発言を受け継いでしまっているからなのだろう。
だが、都市化の中で人口が増えた「豊田市」から
学生時代を東京や大阪、はたまた海外で過ごし
多様な経験と価値観に触れて
全国で、
そして
世界で
活躍する人も出始めた。
優越感は、母数で決まるのだろう。
地域外を
市外を
県外を
国外を
知れば、
視野を広げれば、陳腐なものになる。