資格取得の過程で「人間力」を試す
ある企業の人事担当者と話し、
「どうして大手を中心に登用試験の中に語学をはじめ、
資格取得を盛り込んでいる企業が増えているのか」
とかねてからの疑問を尋ねてみると、
「資格取得というものは、
当り前なことを毎日コツコツと継続してやり続けない限りとれるものではない。
それも共通の目標で進むことができる学生時代と違って、
社会人なら仕事をしながら自分の『意思』で時間をつくる。
そして、
どれだけ口先や根回し、口八丁手八丁で要領よく振る舞ったとしても、
客観的な資格というものが証明してくれる。
本質的には、言い訳や弱音を吐いて、
手間や面倒なことから逃げることなく、
やり続けられるかという
『人間力』
を試している」という。