三越池袋店が51年の歴史に幕

どんぐり

2009年05月12日 10:31

今月6日「三越池袋店」が、51年の歴史に幕を閉じた。

百貨店の右肩下がりの低迷を象徴するとともに、「H&M」や「フォーエバー21」などのファストファッションの直営店の進出ラッシュが目立つなど時代の変化を映し出す。


ちょうど学生時代、三越にほど近い居酒屋でアルバイトをしていただけに、ニュースを見ながらあの当時のことを思い出した。

西武やパルコにはちょくちょく足を運んだものだが、池袋東口という駅前立地にもかかわらず、一度も行ったことがなかった。各私鉄沿線の大学のターミナル駅は、学生のたまり場になっており、池袋といえば、うちらの大学の拠点だった。

コンパに飲み会、買物、デートと池袋に対する思い入れは強く、いまも東京を訪れるたびに必ずと言っていいほど立ち寄っている。当時の池袋は、埼玉県とをつなぐ西武池袋線と東武東上線という鉄道が走っており、ダサイ・汚いと形容されていた。でも、その分気取らず、大いなる田舎都市の象徴でもあった。

三越の跡には、ヤマダ電気がテナントとして入るという。