ささいなところから垣間見える「差」

どんぐり

2008年07月28日 17:12

先週の弊社の新聞で、「豊田おいでんまつり」の市からの広告を掲載した。市から受注したのが、私が所属している豊田商工会議所青年部(豊田YEG)の某氏の会社だった。

彼は市内の地場最大手の代理店「エーディー」から独立。フリーペーパーや求人誌、チラシなどを制作している。このほど成長著しい日進にも事務所を構え、フリーペーパーの発行を始めた。

今回の広告を受注した際、市から「ある1社だけ紙版で」と指定。

彼曰く「まだ10年前にエーディーにいた頃は『紙版』の仕事はあったけど、それ以来やったことがないですよ。いまどきの20代なら、多分その用語も知らないはず。学校新聞だって専用の編集ソフトでデジカメの画像を取り込み、パソコン上で編集する時代に信じられない(笑)」と絶句。

携帯にかかり、「もしかして、後藤君とこじゃないよね」と言われ「そんな10年前の仕事の進め方をいまだにしている会社があるんだ」と即座に答えた。

デジタル情報をわざわざ紙というアナログにするということは、汚くし、サイズなども自由に編集できなくさせることを意味させる。

企業の勝ち負けの二極化が叫ばれて久しい。

こういうところからも見えてくる。