園児らが買物袋に絵 「母の日」に贈る
豊田市舞木町の市広沢こども園で22日、5歳児25人が母親にプレゼントするため、買物袋に絵を描いた。アイロンをかけると色が定着できる染色用のクレヨンを使ってチューリップなどの花やペットの犬など思い思いに描き、完成すると嬉しそうに友達同士見せ合った。
レジ袋無料廃止に取り組むとよたエコライフ倶楽部が、園児が自分で絵を描いた買物袋を11日の「母の日」に母親に贈るキャンペーンの一環。親子でごみ減量や環境にやさしいライフスタイルを考えてもらおうと2006年度から行っている。
参加しているのは、市内60のこども園(園児数2343人)。同倶楽部が4月上旬に参加を呼びかけ、1000人程度の当初予想を上回る申し込みがあり、4月中旬から各園で行っている。
キャンペーンは、参加申し込みをした各園で今月上旬まで順次実施。完成した買物袋は、同倶楽部が用意した啓発用のチラシとともに保護者に手渡される。
4月から市内のコンビニやドラッグストアなどを除くスーパーなどでレジ袋の無料配布廃止が始まって1カ月。各所で混乱もなくスムーズに移行しているようだ。
このところ夜11時ごろにジャスコ豊田店に訪れているのだが、深夜にも関わらず客足が途絶えることはない。ジャージ姿の大学生や市内でめっきり増えた長期出張者などから、中・高生の子供を連れた母親ら。意外にも若い男性が、大学生らが普通に買物袋を持参している。
レジ袋無料配布廃止は、包装など不要な物は断る。無駄な物は買わない。要らなくなったときはリサイクル。省エネ・省資源に心がけるといったライフスタイルを見直すきっかけ。ここからクルマから公共交通機関に、マイ箸・マイカップへなどの行動につながることが期待される。
出版業界からすると、すでに欧州では主流になりつつある「雑誌のネット配信」などで大量に出される「紙」も確実に減っていく。国内でも、会議や報告書でのペーパーレス化。技術的には成り立つもののコスト面から実用化までいっていない「電子ペーパー」。すでに雑誌広告をネットのそれが上回ったように、この流れは数年もすれば一気に進むだろう。
IT化が環境保護を確実に促す。