トヨタの入社式を取材①

どんぐり

2008年04月03日 09:55

 豊田市保見町のトヨタスポーツセンターで開かれたトヨタ自動車の入社式終了後、新入社員約2000人を代表して辞令交付と、誓いの言葉を述べた社員のインタビューを行った。

 辞令交付〔事務・技術職〕

●谷口拓士さん(23)=富山・高岡市出身、東大経済学部卒=
  「事業所や工場など海外展開に積極的で、そうした多様な価値観の中で自分を成長させたいと志望。トヨタの魅力は、いろんな意味で大きな会社で、さまざまな国でクルマを通じた社会貢献に熱心で、その分社会に与える影響と責任も大きい点。欲しいクルマは、環境にやさしい『プリウス』」

●村上瑞紀さん(24)=名古屋市在住、名大経済学部卒=
 「志望動機は、地元に拠点があり、世界を舞台に働けると思ったから。特に、途上国に行き、何もないところから1から現地の人たちともに立ち上げる中で喜びを味わいたい。アフリカ、アジアの途上国を問わず。社長が挨拶で述べられた『明るく(プラス志向)、楽しく(主体性)、元気よく(良いと思うことは早く実行する)』を実践したい。そして地域に貢献していきたい」

 誓いの言葉〔技能職〕

●吉田康平さん(18)=福岡・八女市出身、西日本短大付属高卒=
 「小さなころから、ミニ四駆が好きで、自動車会社で将来働きたいと思った。仕事が厳しいトヨタでしっかり働き、自分を磨き、自分と関わった人が幸せになれるようにというのが目標。両親からは『日本を代表する立派な会社なのでしっかり頑張ってこい』と。まだ、立派な社会人ではないので、やっていけるか少し不安。いつかは『クラウン』に乗りたい」

●成田夏美さん(18)=北海道・富良野市出身、富良野緑嶺高卒=
 「社長の考えを知り、それに付いていきたいと思った。それは、上にいても常に向上心を持ち続けていること。目標は、まずは任されたことを一生懸命にやり遂げること。まだ免許がないが、『プリウス』が欲しい。チャンスがあれば、海外へ行きたい。両親と姉からは『頑張ってこい』と励まされた」