万人向けではなく内輪向けに特化すべき

どんぐり

2011年03月12日 04:43

地震でなかなか寝付けない。。。


まだ新聞社に入ったころ。

振り返って、今から10数年前のことだ。

サッカーに興味があったのでグランパスの連載ものを企画し、掲載した。

社内ではオッケーだったが、読者アンケートでは地域紙に必要ないという声が多数。

地域に密着した暮らしをしている人に支えられている本紙。

一般大衆の不特定多数向けではないし、そこが対象ならとっくに廃刊になっている。

土着でニッチでコアな読者層。


マスコミではなくミニコミ。

不特定多数を追えば、薄っぺらなものになってしまう。

番記者を配置して、きめ細かくグランパス選手に対応できるわけではなく、それにそんな記事はスポーツ紙に任せておけばいいわけで、しばらくして辞めた。

地元と言えどもトヨタ自動車の記事は、全国紙の経済部や経済紙に任せおけばいいし、読者もうちにそんな情報を求めていない。

読者に支えられている以上、いくら社内で通っていても、読者から関心を持たれなければ意味がない。

東京や名古屋の人に読んでもらう訳ではないし、駅売りでサラリーマン向けに販売するわけではない。


豊田に住んで生活する人に対して、いかに関心を持ってもらえるか。

ネタを拾うには人にこまめに会う地道な動きしかない。