古墳を核に交流の拠点 わくわく事業で公園誕生
ピンクの桃の花が見ごろを迎える豊田市北部の加納町藤山にこのほど、良好な石室が残り愛好家も少なくない藤山古墳を核とした藤山公園と18ホールのマレットゴルフ場がオープンした。主体的な地域活性化の取り組みを市が支援する「猿投地区わくわく事業補助金」など総事業費約385万円をかけ、17年度から散策道路やマレットゴルフ場など公園の整備を行ってきた。
加納町の由緒ある歴史的な古墳「藤山古墳」を伝承し、マレットゴルフ場を中心とした里山公園を整備することで、安全安心で地域住民が気軽に触れあうことが出来る豊かな居住環境の形成と地域活性化を図ることがねらい。
藤山公園全体の面積は、約3万6000平方㍍。マレットゴルフのコース延長は、1032ヤード。
平成15年4月に加納町ふれあいまちづくり推進部(塚本泰弘部長)を設立し、約400本の桜やモミジの植栽、散策道路の整備などを同自治区(大岩志津夫区長)や地元住民ら延べ1440人が、ブルや手作業でともに汗を流し、3年がかりで”自力”で完成させた。
安全祈願祭が開かれ、来賓の地元山田和之市議や今井鉱猿投支所長はじめ、地元住民100人が出席。挨拶に立った山田市議は「多くの住民が気軽に集い、交流できる地域の拠点となるよう皆さんたちで育てていって下さい」のお祝いの言葉を述べた。
アクセスは、トヨタ紡織猿投工場横の道を猿投神社方面に北上し、コンビニのある最初の交差点を左折し、しばらくして右手方向にある。
子どもの頃はよくクワガタを掴みに言った場所で防空壕跡だとばかり思っていたが、初めて古墳だと知った。基地遊びで利用していたのが申し訳ない。