新聞記者に「土日休み、9時5時族」はいらない。
「新聞記者という仕事はみな好きでやっている。土日が休みたいというであれば、製造業や金融業などの他の「職」に就けばいい」
これはかつては当たり前の考えだったが、最近はそうでもないという。
他社より先に情報を入手して、先に出すというのであれば、公にプレスリリースされた情報のみを流していてはどうしようもない。
公私混同などお構いなしに人脈を築き、世間話の中でポロッと漏れた話が重要だ。
土日はしっかりと休みをいただいて、平日も「9時5時」
それではなかなか人脈を築けない、アポを取ってそれだけを取材して終わりでは単発的で、時には頼まれごとをしていく中で関係が深まっていく。
最近は記者でも精神疾患が増えている。
「夜中事故があれば他社より早くかけつけ、2週間近く休みがないなんて当たり前」
という感覚で「職」についていた時代とは異なり、情報を取り扱い、最先端できれいでカッコイイ仕事という認識でいると、そのギャップは大きい。
新聞記者に「土日休み、9時5時族」はいらない。